2013年 02月 28日
劇場版「禁書」ちょっぴり「スタドラ」「自縄自縛」
2月は経済的に厳しいから3月に入ってからと思っていたのだが、たまたま1日空いてしまったのでここで行くしかない!と前夜突発的に思い立ってバスを予約した。
甲府5時半初の始バスで一路新宿へ。朝のバスは都内に入る頃通勤渋滞になり1時間弱遅れて8時半頃着。朝マックしたり銀行に寄ったりして9時半頃劇場に到着。僕の前を歩いていた若い男性とふたりでエレヴェータに。
エレヴェータはチケットカウンターのある4階を押しても反応しないので5階に行ってみると「10時まで入れません」と門前払い。おいおい、10時半からの上映を観たいんだが、大丈夫なのか?
一旦1階まで降りてエレヴェータの前で待っていると人がだんだん増えてきた。大抵みんなエレヴェータに乗っては戻ってくる。何か表示のひとつも出しておけばいいのに。電力の無駄だ。
やがて何人かが階段にトライし始める。階段登ってまた戻ると足腰のダメージが大きい。あと10分ぐらいなので待っていたが登っていった奴はひとりも降りてこない。やがて10時になったがまだエレヴェータは反応しない。
仕方なく階段を登ると、まぁ当然のように結構な行列ができていた。1時間も前に2番目で来た意味ないじゃん。平日なのでそれでも20人ぐらいだったと思うが、初日なんかどうなってたんだろう。ようやくチケットを買う頃にはいい席は埋まっていてかなり後方の席しかなかった。そしてやっと動き出したエレヴェータで上がってきた人も一旦外に出されて列の最後尾に並ばされていた。
この時点でかなり不快を募らせていたのだが、まだ続きがある。パンフはひとつ上の階で買えという。行ってみるとこちらも行列だった。見るとカウンターの中にひとりしかいない。注文を聞き、商品を用意し、会計までひとりでやっている。買う方は折角朝一番の回に来て、帰りでは売り切れていると嫌だからグッズなんかもまとめて買う。必然的に客ひとりあたりに時間がかかる。待ち行列がちっとも進まない。
10時半上映開始で行列させて10時まで受付も開かない。そのうえパンフもグッズも階上まで上がらせてまた行列、しかも進みがのろい。僕はまだ間に合ったからいいが、あの分だと上映開始までに戻れなかった客もいたんじゃないか。僕にしてからが、いつもは上映開始前にパンフにざっと目を通すんだが、全くできないまま暗くなってしまった。
最初の行列に関しては、店の指導で店舗外に列を作らせるのはまずいのかと良心的解釈もした。客が自主的に並んだという体にしておきたいのだろうと。だから早々に階段を登って列の前に就くのは勝手のわかったお得意さんの特権というところまでは譲ろう。しかし行列ができているのに上映開始30分前まで入り口も開けない(当然受付/発券も始めない)、そしてグッズ販売の対応。公開直後だし、自ら設定した千円の水曜サーヴィスデーなんだから平日でも若干客が多いぐらいは予想できるだろう。
さてやっと本篇の話。アニメ映画化にありがちな総集編モノではなく完全新作である。「とある科学の超電磁砲」のメンバーまで総登場して、それなりに話に関わってくる。黒子は何故か包帯に車椅子。原作のどこかの時系列に組み込まれているのだろうがTVアニメでしか知らないので若干「?」だったが、そういうものなのだろうと観ていた。後で入場時に貰った小説(前日譚との事)を読めば何か判るかも知れない。
すっかり噛まれ慣れちゃって歯型だらけで暮らす上条ちゃんを始め、TVアニメでお馴染みの面々は相変わらずで懐かしかった。新キャラのアリサ(ブラックロータス三澤紗千香)やシャットアウラ(何故か巨乳役が多い日笠陽子)、そしてレディリー(佐倉綾音…記憶にないが新人か?)を軸に話は展開するので旧知の面々については人によってはほんのちょっとしか出番がなかったりするのだが、それでもみんなと再会できたのはちょっと嬉しかった。原作者が直接関与するとロクな事にならない例を多々観てきたが、これは割とうまくいった方じゃないだろうか。「禁書」の正史にちゃんと入る話だろうし。今年はTVで「レールガン」の新作もあるようなので楽しみだ。
「宇宙エレヴェータ」(何故か一般的な「軌道エレヴェータ」ではないのね)を赤道から外れた学園都市に建てるのは大変なんだという説明はあったが、そうまでしてここに建てる必然についてはちょっと弱いかなぁ。それにここまで「奇蹟」を描いてしまうのも「禁書」でやる事だろうかというツッコミもできなくはないが、お祭りなればよしとしよう。映画ともなれば「きれいなジャイアン」ぐらいは出てきてもいい(笑)。
角川シネマ、画質も音質も悪くないと思うんだが僕の方が最近寄る年波で目がよくない。エンドロールの字幕がまるで読めなかった。朝一番の回の後、2件ばかり用があったが折角千円の日なので朝一番を観終えた後、夕方の回をもう1回取っておいた。今度はやや前の席で。2千円の前売り券(ちなみに普通に当日券で観ても1,800円である)を千円の日に使うのはちょっと悔しかったが、3千円で2回観たならまぁいいか(いいのか?)。しかし前の席だとかなり見上げる格好になりこれはこれで結構しんどかったりもする。それと2回目は音も妙に左に引っ張られた感じだったな。ドルビーとかdtsとかはどの席でも立体音響を楽しめるように工夫されてるんじゃなかったのか。それでも意外と劇場ごとに「スイートスポット」とかができてしまうもんなのだろうか。年に何度も来ないような劇場でそこまでリサーチできねーよ。
2回目に入る時、「10万3千冊限定」の入場者プレゼントの小説は2冊目を断るか迷った。でも「ワンピース」の「先着百万名」は結局増刷したそうだし、こちらも増刷が必要になるぐらいヒットするようにと2冊目も貰ってきた。
甲府から新宿まで、平日高速バスで往復すると2,900円かかる。映画一本のために上京するのは能率が悪いので大抵は複数本観るか、他の用事を複合する。今回はたまたま公開直後の今日、予定が空いたので突っ込んだが、こんな贅沢はそうそうできない。でも3月4月とぽつりぽつりと新作(それも山梨に来ない)が公開になるんだよなぁ。まぁ今回と、前回の「STAR DRIVER」+「自縄自縛の私」の時も、秋葉原には寄れなかったから次回は映画1本+秋葉原でもいいか。
STAR DRIVER/自縄自縛の私>
そうそう、スタドラ。2/19新宿ピカデリーにて。結局9割強はTVの再編集で「その後」の新作が5分ぐらいだった。でもその話をTVシリーズにするつもりはないんだろうな。「みんな元気にやってるよ」って見せてくれただけなんだろうな。特に腹も立たなかったけど、ああいうのが主流になったら「あのアニメが劇場で!」とか言われてもわざわざ出かけなくなりそうだな。
この日は「自縄自縛の私」も観たんだが、既にバルト9は終わってて渋谷ヒューマントラストで19時1回のみ。なのでこれ起点で日程調整した。まぁ観られたからいいけど、東京でコレじゃ山梨ではまず観られないだろうな。てか湯村の「山梨文学シネマアワード」で紹介されなきゃ存在さえ知らなかった作品だ。湯村で竹中直人氏のトークショーの現場監督を仰せつかったご縁で観に行った。割と面白かったけど、こんなご縁がなければわざわざ東京まで観に行ったかなぁ。でも思えば氏の初監督作品「無能の人」も、主演作品「完全なる飼育」も新宿まで観に行ったんだっけ。知ってたら行ってたかな、やっぱ。
自BLOGの『劇場版「禁書」ちょっぴり「スタドラ」「自縄自縛」』にトラックバック。 関東甲信越で唯一上映館のなかった「とある魔術の禁書目録」を明日からTOHOシネマズ甲府(くどいようだが昭和町)でやる。 スクリーン数限られてるから遅れるのは仕方ないとして、天下のTOHOシネマズが上映予定も立てられないのか。上映予定が「ない」からとっくに新宿で観たよ、バカヤロー。交通費返せ。 そのうえスタドラではまた幕前に拷問CM流しやがって。ぜってー山梨ホンダでなんか車買うもんか。それが「CMの効果」...... more
そして、今日も3番は本編前に拷問CMを流すのだった。ぜってー山梨ホンダで車は買わない。