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シュート!

 シュート初体験の巻。




 始まりは、5月1日の1本の電話からだった。この日僕は映画が安い日とて、1日に4本の映画を観た。館内では携帯電話の電源を切る。その入場直前の間合いで電話はかかってきた。行き着けの結婚式場(というものがある時点で既にツッコミ所だよなあ:笑)からだった。5月5日に結婚式をするから来い、と。いや勿論「依頼」であって命令されたわけじゃない。
 ブライダルフェアで模擬挙式をやるから、「新婦の父」をやってくれというのだ。以前社長から世間話の延長で漠然とそんな話が出た事はあったが、何しろ自分が結婚した事もないのだ。余程人が見つからなくて、こちらも都合が合えば、程度の返事をした。
 それが突如具体的な話として再浮上したわけだ。3日に採寸を済ませ、当日は「身ひとつで来て」との事だったが、靴と靴下は(勿論下着も)自前でとの事だった。そりゃね。23.5の5Eなんて靴はそうそう、ない。試しに尋ねてみたが24以上しかないと言っていた。
 嫁に出す娘も当日初めて会う。妙な気分だ。これまた変な話だが、結婚式はそこそこ数を見てきている(音響として)ので、過度な緊張こそしなかったが、「新婦の父」というのはこんな時どんな心持でいればいいのか、どんな顔をしたらいいのか、想像が追いつかない。まぁこれとて人それぞれ、決まった正解があるわけではなかろうから、とりあえず「ちょい緊張め」の気配を作って本番に臨んだ。

 チャペル入り口脇の控え室にて、今日初めてお目にかかった娘と(笑)。

 主役は今年ここで挙式した若夫婦だったらしい。さすがに新郎新婦を一見さんで組み合わせたりはしないようだ。段取り的に誓いのキスとかもあるしね。

 一応牧師を立てての「キリスト教式」なんだが、日本人にはまともにキリスト教を信仰している人はそんなに多くないし、実際新郎・新婦とも信者ではない。結婚式場自体も人前式を基本にしているらしく、このチャペル入り口脇の控え室で新婦とその父のみならず、新郎も一緒に控えていたりする。映画なんかでは新郎は牧師の前で新婦が父親にエスコートされて現れるのを迎えるまでは絶対に花嫁姿を見せては貰えない。新郎がブライズルームに立ち入るなどもっての他、という描かれ方をしているのしか観てないのでこの図式はすげー奇異に見えた。
 日本で、キリスト教徒でもない人が「キリスト教式」で挙式するというのは、こういう事なのだと改めて学んだ。そこまでこだわるならそもキリスト教徒でもないのにキリスト教式という時点でナンセンスなのだ。法的な手続き上はそも全く必要のない儀式なれば、これぞ日本式といったところだろうか。厳密には「キリスト教風式」とでも呼べば角も立たないかも知れない。それでも、ちゃんと牧師の資格を持つ人を呼んでいるここは割と「本格的」な方なのだろうと思う。
 横浜で牧師をしてるわが伯父も、信者同士の挙式にそこまでうるさい事を言っているのだろうか。言ってないんじゃないかな。むしろ「これが日本式」ぐらい胸張って言いそうだ。自分の、あまりよくない意味での(カタチを気にする小心な)日本人ぶりを感じてしまったのだった。

 というわけで「ごっこ」とは言え舅を初体験してしまった。式の後社長と話した。
 「自分が結婚してもいんに一足飛びに娘を嫁に出すなん、無理んねぇけ」
 「何言ってるでぇ。一度でもヴァージンロード歩けただから、感謝しなさい」
 へいへい。そうでした。

 幸いにして、評価は悪くなかったようだが、リピートもあるんだろうか。こんな形で慣れちゃうのもどうかと思うんだが(苦笑)。

6/15追記>
 リピート依頼がきた。今回は人前式とキリスト教式の2本立てなので新郎新婦は2組。人前式では新郎が新婦をエスコートするので新婦父は不要。
画像:6/15模擬挙式控室にて
 新郎黒上着なのが人前式ペア。
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by sompi1 | 2014-05-05 20:27 | 自分 | Trackback | Comments(0)