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真・憧れの青い山

憧れの青い山から続き。

 ブルーマウンテンが手に入らなくなるという噂を聞いた。その時聞いた噂ではジャマイカ島の不作という話だったが、正しい情報ではなかったようだ。




 これまで、ブルーマウンテンを買った事は1度しかない。それも師匠への手土産用。なので自分用に買った事はなかった。そんな高級豆に手を出すにはまだ未熟と思っていたが、既に人生曲線的には下り坂に入っており、今後今以上に味が判るようになる可能性はまずない。むしろ急いだ方がよいのではとようやく気づき始めていた時であったので、このまま一度もまともに飲む事なく幻のコーヒーになられてもと思い、タケイコーヒーに買いに行った。
 店に入るなり「ブルマンまだある?」と尋ねたら「あ、全部ブレンドにしちゃった」との返事。遅かったかと思ったが「まだ少しなら…どのぐらいお求めですか?」「100gでいいです」「それなら多分…あぁ、大丈夫です」という問答を経てどうにか入手。
 そこで聞いたのは、凶作で品薄になっているのはブラジルであり,ブルーマウンテンが手に入り難くなりそうなのは中国が買い占めているからだという話。単なる不作なら1年待てば復活するかも知れないが、中国が日本への嫌がらせで買い占めている(註:あくまでいち市民の憶測)となると話は別だ。「中国は名前の知られた豆ばかり買い占めている」そうなので、今後全てのコーヒーが手に入らなくなるわけではないのだろうが、当分聞いた事もないような銘柄の豆を飲む事になる可能性はあるわけか。

 とにかく、ブルーマウンテンを100gと、マンデリンを100g買ってきた。新旧頂上対決だ。一緒に「今後20円ぐらい値上げします」というチラシも…トホホ。それでも上げ幅20円に留めるのは精一杯の良心なんだろうなあ。
 以前前哨戦として「ブルーマウンテンブレンド」は買ってみた事がある。ブルーマウンテン4割使用で、100%ブルーマウンテンの半分ぐらいの価格なんだが、それでも普段買う豆の倍ぐらいの価格だった(今モカマタリが同じぐらいの価格)。ブルーマウンテンの評価としてよく聞く「全てにバランスの取れた味わい」というと無個性な印象を受けるが、なるほど他に表現のしようもない、しかし全てに高品位な味わいであった。しかしこたびの100%ブルーマウンテンは以前のブルマンブレンドの時よりやたら印象が薄い。とても上品なのだが、とにかく主張してこない。これは僕には勿体無い豆だと感じた。これを飲みきったらもう一度ブルマンブレンドを買おう。その時までまだあったら、だが。
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by sompi1 | 2014-10-05 18:33 | 珈琲 | Trackback | Comments(0)