2006年 07月 12日
秘密の花園
前出のえみ子さんの舞台とラップした公演で、直前に主演の雨宮徹司さんから電話貰うまで知らなかった。滑り込みセーフ。でもたて続けに2公演は体力的・経済的・時間的にといろいろしんどかったりもする。観客もちょっぴり頑張るのだ。
彼らは倉庫とかを好んで使う。今回も南甲府駅裏の倉庫を借りて中に足場を組んで舞台を作っている。学生劇団時代からの伝統みたいなもんだ。
雨宮氏が年齢半分ぐらいの青年の役を演っている。リアルにそのぐらいの年齢の役者もいように、彼。それだけの芝居を見せていたと思う。マイケル・J・フォックスは体壊しちゃったしエディ・マーフィーもギャラが上がり過ぎたのか最近あまり見ない中、自分と同い年の役者が活躍してるのを見ると勇気づけられる。
美佐さんに舞台でまた会えて歌まで聞けたのは嬉しかった。いくつになってもかわいいひとだ。でも歳相応(それ以上?)に迫力も出るようになりなかなかの女優っぷり。親子程とまでは言わぬまでも叔父さんぐらいの雨宮氏の姉役も立派にこなしていた。横にも細いが前後にも薄いきしめんのような頼りなさがなかなかオトコ心を刺激してくれたひとなのだが前後には少し丸みが出た気がする。ちょっと色気を増したかな。初めて見た時は少女のイメージだったけど、いいお姉さんになったね。あっ雨宮氏の倍ぐらい字数を投じているぞ。ごめんね雨宮さん(笑)。
この倉庫、結構響きがきれいなのだが豊か過ぎる。残響が多いと台詞が不明瞭になる。演出もそれは気にして現地入りしてから随分直したそうなのだがそれでもかなりの台詞が聞き取れなかった。ので細かいストーリィは汲み取れず、なんとなく全体の流れと雰囲気のみ。ちょっと勿体なかった。
その響きのよさと相まってか、電気音響はなんだかやけにいい音だった。ボーズ802を音楽とSEにひと組ずつ使っていたという(贅沢!)。802をここまで鳴らしたのを聞いたのは神とも崇める二木くみ子さん以来だ。802でいい音出すの、どうしてなかなか難しいらしいんだよ。まさに劇的。
山梨の劇団もここまでやるってとこを見せて貰えて嬉しかった。
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本人は、年のことをあまり気にしていないのですが、
回りでは、かなり気を使ってくれるようになってきました。
いいのか悪いのか・・・