人気ブログランキング | 話題のタグを見る

天元突破グレンラガン 紅蓮篇

 9月17日、池袋シネマサンシャインにて。

 決してトップクラスの劇場ではない筈だが、甲府では考えられないぐらい立派。座席数に対して画面がなかなかにでかい。しかし運用は雑過ぎ。映画の前に画面からいろいろメッセージを出すのだが、この映像が歪んでいる。左端は上下とも直角だが右端は斜め。下底が上底より1割ぐらい長い。いわゆる「台形歪み」に「平行四辺形歪み」が重畳した形だ。今時のプロジェクタならちゃんと調整すれぱこんな見苦しい事にはならないだろう。
 音質的には微妙。台詞はちゃんと聞き取れるのだがちょっとドンシャリがきつくて聞き苦しかった。これもハードウェアの問題より調整の問題なのだろう。勿体無い事だ。
 座席指定で予約もできるとあって、当日では真ん中あたりのいい席は望めない。前の方か後方で左右の端か選べと言われて仕方なく前の方を選んだが、予想外に画面がでかかったのでかなり視野角いっぱいで、…まぁ大迫力だった(笑)。思った程端の席でなかったのはラッキー。

 再編集モノと覚悟して行ったが、尺に合わせるためにストーリー自体調整してあったりして、映画だけで充分に「グレンラガンを観た」と言えそうな仕上がりだった。お見事。端折る所は大胆に端折っていたが、大胆過ぎてちょっと笑える。それでいて「TVでできなかった」シーンとか言ってヨーコのブラが外れるシーンとか一所懸命新作してるあたり、モチヴェーションてのは大事だと実感した。個人的にはブータが自分の尻の肉をむしって差し出すくだりは残して欲しかったな。伊藤静嬢的には「ブータ専用マイクにご満悦」だったそうだけど。ダイガンザンの2番艦なんてTVで出てきたっけ?まるまる新作だよね、あのへん。
 3部作予定。ちゃんと「1篇の映画」としてまとめながら「続き」への送りもしっかりやる。これとっても大事なのにちゃんとできる人意外に少ないんだよね。次作が「螺厳篇」(「裸顔」じゃなかったんだ)って事は最後は「天元突破篇」になるのかなぁ。
 そう言えば、第一部なのに「アンチスパイラル」が出てて、エンドロールにもしっかりその名で出てた。ちょっと残念だけどこのへんの「一見さんに優しくない」割り切りもこの完成度と無関係ではないのだろうな。

 この映画、文化不毛の地山梨には来ない。3度東京通いするのは大変だから1作目を観るか迷ったが、たまたま機会を得た。これも縁だろう。少なくとも1作目に関しては観てよかったと思う。あとの2作につきあえるかは時間と経済事情による。キモチだけはあるんだけどね…(汗)。
名前
URL
削除用パスワード
by sompi1 | 2008-09-18 19:10 | レヴュー | Trackback | Comments(0)