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四神傳

 劇団パラノイア・エイジ公演。東京での公演は純粋に観客(笑)。
 「四神傳」は以前一度観ている。あの時は山岸恵美子さんが朱雀だった。しかし、意外なぐらいどんな話だったか覚えていない。えみ子さんに見とれていたのか、話が入り組んでいて一度では把握しきれなかったのか…いや多分、NHKの「新八犬伝」を割と好きで観ていた身には「玉梓」「浜路」「八房」といった名前にキャラクタイメージが強く憑いていたため、目の前に登場した彼らとのイメージのギャップに困惑して話に入れなかったんじゃなかろうか。
 2回目の今日はこの物語における彼らの設定を割と冷静に把握できたので脳内パニックもなくすんなり観る事ができた。観ていると各シーンには確かに覚えがあるのだ。しかし物語は今回初めて「入って」きた気がする。
 中身の濃い物語を2時間で語り尽くすため、何と言うのか「できすぎ」感とでも言うのだろうか、「えー、ここでこの人と出くわしちゃうのー?」的な感覚でイヴェントを迎える事もあったが、退屈させない舞台だった。それどころか僕は今日、寝不足で舞台が始まる前、開演中起きていられるのかちょっとヤバかったのだ。なのに始まると眠かったのも忘れて最後まで見入っていた。「観客をリードする」演出とそれに応えた役者の勝利なのだろう。
 冒頭の群舞(てか、殺陣?)でまず観客を舞台世界の「雰囲気」の中に引っ張り込む仕掛け…なのだろうが、残念ながら舞踊にうとい僕はここだけちょっぴり退屈だった(ごめん)。斬られた人が元気に斬り返しながらもつれ合っているのを見ているとどうにも違和感があるのだ。このあたりは舞踊の「記号」が使われているのだろう。
 女郎にひとりおいしい役がいて、前の方のご婦人が見事にツボってひーひー悲鳴上げながら笑っていたのが印象的だった。こういうのを「あぁ、おいしいな」ってちょっと引いて見てしまうスレた自分が寂しかった。

 劇団のBLOG(正確には「劇団員の」かな)にもトラックバック。こっちが劇団オフィシャルのBLOGみたいだな。
by sompi1 | 2008-01-31 01:10 | レヴュー | Trackback | Comments(1)