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ギララの逆襲

 8月28日、渋谷シアターNにて。

 同人映画としては出色の出来。やりすぎ感満載だがそれ自体ひとつの「味」にしてしまっているところは見事。20人程の観客がこぞって爆笑していた。「娯楽」という意味では最高。ただしあくまでパクり・遊び(パロディですらない)として。ここまで遊んでくれれば見てるだけでも一緒に楽しい。「TV報道画面」を模した場面で縦書きの字幕を画面の隅ではなく左右を4:3に切られても映る微妙な位置に出して敢えて「時代」を記録しているあたりも憎い。でも竜さん、ギララで「シェー」は解る人少ないかもよ(苦笑)。
 この作品もそうだし予告を流していた作品や館内でチラシを置いていた作品など、単館/寡館上映なのが惜しまれる作品が内外問わず膨大にある。文化不毛の当地ではそんな映画たちは存在すら知られぬまま。まぁそういう作品を精力的に持ってきてもテアトル甲府みたいに経営が立ち行かなくなる土地だしねぇ。
 日本の映画もこんなに元気なんじゃないか。なんでこういうのが全国に回らないんだ。日本の映画流通業界、いや文化全体が中性脂肪でも詰まって動脈硬化起こしてる感じだな。

 秋葉原で買った物の一部を席で落とし、2日後に電話したら着払いで送って戴ける事に。感謝。
by sompi1 | 2008-08-31 23:15 | レヴュー | Trackback | Comments(0)

スカイ・クロラ

 予想に違わず(原作知りません)、タイトル通りの"The Sky Crawlers"だった。空でクロールしまくっていた。切なかった。これから観る人のため敢えて日本語では言わない。
 押井氏ってこんなに親切に説明してくれる人だったかしら。まず思ったのはそこ。彼がこなれてきたのか、僕が少しは育ったのか。

 いわゆる「アニメ声優」を使っていたらこの深みは出なかったと思う。個々の芝居は(多分監督の狙い通り)何だか未消化な感じがした。もしかしたらうっかり「こなしきった」ら降ろされていたんじゃないだろうかとさえ思えるぐらい全員の「未消化感」が揃えられていたのにちょっと寒気がした。まさにそういう内容の映画だったから。

 宮崎氏と富野氏がほぼ同年で、10歳下に押井氏、そのまた10歳下に、自分。まだ振り返るべき「成した事」もこれから「成す」ために培ってきたものもない自分にちょっと焦るのだった。

 8月7日にBe館にて。音がヘン。音質が悪いとかではなく、定位がひどく悪い。配線確認したい。
 松竹系の筈の劇場にギララは来ない(今回は松竹じゃないから義理はないのか)し、「スターシップトルーパーズ」も2以降来ない。相変わらず山梨は文化の真空地帯だ。テアトル甲府なき今ますます深刻だ。
by sompi1 | 2008-08-08 22:07 | レヴュー | Trackback | Comments(1)

ゲゲゲのハプン王国

 8/1(金)、メンズデーにして映画ファン感謝デー。どっちにしても1本千円。ついでに祖母の命日。しかも午前中仕事あり。
 ちゃんと朝起きて午前中仕事して、グランパークで2本観て墓参りしてグランパークに戻ってもう1本。今回は頭痛も起きず無事観終える事ができた。

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌>
 実写版鬼太郎って意外に違和感や不快感がない。本当に鬼太郎や妖怪たちが好きでしょうがない人たちが作っているのだろうな。
 地図で指差した下に「富士宮」って出てたから一瞬「おっ?」と思ったが舞台は富士の樹海だから山梨県側。最後に山梨交通のおんぼろバス(あの車体ってまだ稼動してるのか?)が登場。山梨県でロケした映画を大々的に宣伝するかと思えばこの映画に関しては全くのスルー。何やってんの山梨フィルムコミッション。「利用して貰えませんでした」って言ってるようなもんじゃないの。
 「げ(ge)」とカナモードで打つと「きい」になるのは、偶然?

ハプニング>
 タイトルには偽りなし。全くもってただただ「出来事」だった。あまりにもそれだけなので感想らしい感慨すらない。実にシャマランらしい、投げっ放し。思わせぶりに投げっ放しておけば観客が勝手にいろいろ勘繰って勝手に感動してくれる、どっかの新世紀アニメみたいな印象。
 でも「臨場感」はさすが。もろもろ含めて、とってもシャマランだった。最近の映画って肝心の話はさておき臨場感だけは凄いっていうの、流行りなの?CG技術の発展がそんな方向に導いてしまったのならCG技術がもうちょっと日常になってくるにつれ、それだけじゃ勝負できなくなってまた「話」も重視されるようになるか。しばらくは臨場感を満喫するとしよう。その頃シャマランがどう化けるかもちょっと楽しみ。

ドラゴン・キングダム>
 いきなり冒頭に原題(Inhibit Kingdom)見て失笑。「禁断の王国」じゃ「禁断の惑星」の続編みたいだしねぇ。にしても中華=ドラゴンっていう短絡はこの超豪華顔合わせに不似合いに陳腐。
 ジャッキーの談話で「『ラッシュアワー』はアメリカでは当たったが香港では受けなかった。今回は両方に受ける作品を目指した」って、解らなくもないけど「いいとこどり」にはなりきれず「どっちつかず」感がちょっとある気がする。実際両方で受けたんだろうか。「酔拳」やブルース・リーが好きだった人達をターゲットにオマージュ(パクりの上品なやつ:笑)しても「中国人の感性に訴え」てる事にはならないでしょ。
 とは言え、J×Jというありそうでなかった豪華顔合わせは決してショボい映画には終わってない。お互い敬意を持って牽制し合ってる気がした。本人達が「次」を望んでるのが本心だとしても難しいだろうな。
 シュワルツェネガーとスタローンの競演も「ラスト・アクションヒーロー」(スタローンがコマンドーの格好して等身大看板でのみ登場)ぐらいが関の山だったのに比べたら嬉しい企画だったと思う。しかも若いアメリカ人が主役でふたりとも脇役ってのが何とも贅沢じゃないか。「どっちか」を主役にできなかった事情もあるんだろうけど、両者納得いって夢の競演が成ったのだからプロデューサの手柄だろう。
by sompi1 | 2008-08-03 02:09 | レヴュー | Trackback | Comments(1)